2024年8月20日
中古物件を買う前に確認するポイント 失敗しない中古住宅の選び方
中古物件を買う前に確認するポイント 失敗しない中古住宅の選び方
中古物件は新築より安く購入できるのが魅力ですが、築年数が経っているため、
住んでみるとトラブルなどが発生してしまうかもしれません。外観や設備の劣化は仕方ありませんが、
購入を後悔するほどの欠陥があっては困ります。
後悔することなく中古物件を購入するには、どういったことに注意する必要があるのでしょうか。
買う前に確認しておくべきポイントを紹介します。
目次
■買う前に知っておきたい中古住宅の基礎知識
■中古住宅を購入する前に確認するポイント
■中古住宅の購入を成功させるポイント
■まとめ
■買う前に知っておきたい中古住宅の基礎知識
当然ながら中古住宅は新築住宅と違い、人が住んだことのある物件のことを指します。
人が住んだことがない新築住宅でも、完成後1年以上経過した物件は「中古住宅」呼ばれます。
●中古住宅を購入するメリットとデメリット
中古住宅は、新築住宅と比べて価格が安くて購入しやすいのがメリットです。
同エリア内なら土地の価格は同じくらいですが、住宅は築年数が経てば経つほど価格が下がるため、
新築住宅よりも安く購入できます。
新築住宅の場合は建築途中やまだ更地の段階で購入できる一方で、
中古住宅は実際に内覧をしてから購入できるため「想像と違った」という失敗がありません。
あえて中古住宅を購入し、室内をリノベーションすることで、自分好みの住宅をつくり出すことも可能です。
中古住宅を購入するデメリットは、新築より物件の価値が下がっているため、
金融機関の担保価値が低く見積もられて、住宅ローン審査が厳しくなることです。
また、築年数が古ければ古いほど、建物や設備などが劣化しているため、早い段階でメンテナンスが必要になります。
中古住宅を購入するときは、あとあとかかるメンテナンス費用も考慮して予算を組みましょう。
■中古住宅を購入する前に確認するポイント
中古住宅を買う前に確認したほうがよいポイントをまとめました。
購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
●水回りなど設備の劣化
キッチンや浴室、トイレなど、水回り設備の劣化状態を確認しましょう。
水回りは住宅設備の中でも劣化や故障の頻度が高いため、購入前の確認が必須です。
水道やトイレは水を流して水漏れがないか確認することと、
過去に修繕した履歴があるか、排水管の高圧洗浄を行った履歴はあるかなどを確認してください。
購入後の出費を抑えるためにも、水回りの劣化状態は押さえておきたいポイントです。
●新耐震基準への適合
新耐震基準とは、1981年以降に建築された物件は震度6強から震度7の地震がきても家屋が倒壊しないという耐震基準です。新耐震基準が施行されたのは1981年6月1日からなので、
それ以降に建てられた物件はすべて新耐震基準に沿っていると考えてよいでしょう。
地震で建物が倒壊してしまったら、莫大な費用がかかります。
天災は誰にも防げないため、新耐震基準に適合した物件選びが必須です。
●接道の確認。再建築不可物でないか
建物が建っている土地でも、一度解体し、更地にしたら再建築できない「再建築不可物件」があります。
建築基準法で接道義務が定められており、
建物を建てるときは幅員4メートル以上の道路に2メートル以上接していなければなりません。
これは救急車や消防車がスムーズに出入りして救助活動を行えるようにするためで、
救助活動が困難な土地に建物を建ててはいけないと定めているのです。
中古住宅を購入するときは、再建築可能かどうか事前に確認しましょう。
●修繕の履歴
中古住宅は設備に不具合が起きていることが多いため、過去の修繕履歴を必ず確認しましょう。
きれいに直しているのであれば問題ありませんが、何度も同じ症状で施工会社を手配していたり、
雨漏りが頻発していたりする場合、購入後に大きな修理費用がかかってしまうおそれがあります。
●周辺環境、施設
物件にばかり目がいってしまいがちですが、周辺環境や近隣にどんな施設があるかも重要なポイントです。
例えば、子育て世代なら公園や小学校は近くにあるか、買い物の利便性はどうか、
高齢夫婦が住むなら坂道や階段は少ないかなど、購入前に周辺環境を調査することが大切です。
また川の近くは洪水などのリスクが高いため、事前にハザードマップで確認しておくことをおすすめします。
●なぜ売り出されたのか
重大な告知事項があれば不動産会社から事前説明があると思いますが、
特に説明がない場合、売りに出された理由を確認しておくと安心です。
例えば、転勤や実家近くへの帰郷などであれば問題ないでしょう。
しかし、近隣トラブルのような入居後にトラブルに巻き込まれそうな理由だった場合、
その物件の購入は見送ったほうがよいかもしれません。
不動産会社から説明がなくても、自分から確認しましょう。
●外壁の確認
中古の戸建を購入しようとしている場合、外壁のメンテナンス状況を確認しましょう。
外壁の寿命は平均10年といわれているため、売主が10年おきに塗装や防水工事を行っていればよいのですが、
そういう物件ばかりではありません。
築10年前後の物件で、一度もメンテナンスをしていない物件であれば、
入居後すぐに塗装費用が必要になる可能性が高いため、メンテナンスの予算も考えて購入しましょう。
●土地や立地の価値を見極める
プロでなければ、土地の価値を見極めることは難しいです。
それでも将来的に土地を手放す予定がある場合は、区画整理が行われる予定はあるか、
駅前は栄えているか、地域住人の年齢層など、その土地が将来売れるかどうかもしっかり調査しましょう。
売却の予定がなければよいかもしれませんが、
できるだけ価値が下がりにくい立地などを不動産会社に紹介してもらいましょう。
●資金計画をしっかり立てる
物件は見れば見るほど理想が高くなりがちです。
最初にしっかり予算を決めておかないと、予算を上回る住宅を購入してしまい、
住宅ローンの返済で家計が圧迫される事態になりかねません。
子育てや老後資金など、今後のライフプランも考慮しつつ、無理なく返済できる資金計画を立てましょう。
住宅は上を見たらキリがないため、予算の範囲内で探すことが大切です。
■中古住宅の購入を成功させるポイント
中古住宅の購入を成功させるためのポイントをまとめました。購入するときの参考にしてください。
●自分もホームインスペクションを実施する
購入後の失敗を避けるため、すべて不動産会社に任せきりにするのではなく、自分でも調べることが大切です。
購入後のメンテナンス費用を抑えるため、内覧時にホームインスペクション(住宅診断)を実施しましょう。
ホームインスペクションとは、屋根、外壁、室内、床下などの状態を、
住宅診断のプロであるホームインスペクターに診断してもらうことを指します。
異常が見られた場合は、引き渡し前に修繕してもらえるかなどの交渉を行うことも可能です。
●既存住宅売買瑕疵保険に加入してもらう
既存住宅売買瑕疵保険とは、中古住宅の検査と保証をセットで行う保険です。
この保険に加入するには、建築士の検査に合格することが条件となるため、検査に合格した物件を安心して購入できます。
万が一、入居後に瑕疵が見つかった場合も、修理費用の保険金を受け取ることが可能です。
個人間の売買であれば瑕疵担保責任が3カ月程度になるのが一般的なため、
保証期間が2年または5年に伸びる点も買主のメリットです。
ただ、加入には7〜15万円ほどの費用がかかるため、
加入を条件として購入する意思がある旨を売主に伝えることが必要でしょう。
●リノベーションで好みの住宅にできる
中古住宅は新築住宅より安価で購入できるため、
購入費用を抑えてリノベーションに費用をかけるのもひとつの方法です。
内装のフルリノベーションをすれば、見た目が新築同然になるだけでなく、
注文住宅のように自分好みの空間にすることも可能です。
費用を抑えつつ自分好みの物件が欲しい方には、中古住宅の購入とリノベーションの組み合わせがおすすめです。
おうちランドなら、中古物件のご提案からリノベーション工事までをワンストップで提供しています。
住宅購入にかかる費用とリノベーション工事の見積などに関しても迅速にご対応いたします。
■中古住宅の購入を成功させるポイント
中古住宅は選び方次第で、良い立地と理想の周辺環境の両方を手に入れることができるため、
人気が高まっています。近年はリフォームの他にリノベーションの技術も発達しており、
住宅全体の印象や間取りを変えることも難しくありません。
ただし、トラブルなく購入するためにも、建物の状態や万が一の時の保証について
細部まで確認しておくことが重要です。
北摂エリアで中古住宅を選ぶ際は、地元密着のおうちランドにご相談下さい。
3,300件以上の物件から、お客様にぴったりなマイホーム探しをお手伝いいたします。
購入後のリフォームにも対応するワンストップサービスで、
ご予算・間取りなどどんなこともご相談いただけます。
おうち探しフェアなどのイベントも毎週開催していますので、ぜひお気軽にご来店下さい。
店舗へのご来店は、ご予約いただくとスムーズにご案内が可能です。
ぜひ一度、ご相談だけでもおうちランドへお越しいただければと思います!!
皆様のご来店をスタッフ一同、心よりお待ちしております♪