放置すると後悔？北摂の空き家で掃除しないことのリスク

空き家を掃除せずにそのままにしていると、建物の劣化や不法侵入などさまざまなリスクが生じます。北摂エリアのように住宅地が多い地域では、放置された空き家が周囲に与える影響も大きくなりがちです。ここでは、主なリスクを解説します。

建物の劣化

人が住まない家は換気される機会が減り、湿気がこもりやすくなります。とくに北摂エリア（池田、箕面、豊中、伊丹、川西、宝塚）は夏の高温多湿と冬の冷え込みが多く、掃除しないままにしていると壁や床にカビが広がることも。

その結果、建材が傷み、建物の劣化が進みます。北摂エリアは不動産需要が高い地域ですが、建物が劣化すれば不動産価値にも悪影響を与えます。

さらに、空き家が街並みの美観を損ない、エリア全体のイメージダウンにつながる可能性もあります。

治安悪化と犯罪の温床化

空き家を掃除しないままにすると、不法侵入や放火などの犯罪リスクが高まります。掃除をせず施錠が壊れていたり、窓が開放されたままだったりする建物は、不法侵入の危険性が増すものです。

近年、北摂エリアのような住宅地では、管理されていない空き家が犯罪グループの拠点となるケースが多く報告されています。

さらに空き家が不法投棄の場所となり、周辺エリアの治安を悪化することも。周囲の住民の生活環境にも悪影響を及ぼすでしょう。

法的トラブル

掃除せずにそのままにしている状態が続くと、行政から特定空き家等に指定されるリスクがあります。特定空き家に指定されると、税制上の優遇措置が受けられず、負担が増える恐れがあります。

行政からの改善命令に従わない場合、行政代執行により強制的に解体される可能性もあるため、注意が必要です。

このように空き家の掃除や手入れを怠ると、建物の劣化が進み、思わぬトラブルに発展する可能性があります。北摂エリアのような住宅街では、放置された空き家が周囲に与える影響も大きいものです。

空き家を所有している方は、こまめな掃除やメンテナンスがおすすめです。

これだけ揃えればOK！空き家掃除の必須アイテム＆準備リスト

空き家を掃除する際、必要な道具を用意し、事前の準備をしっかり行うことが大切です。空き家は、ほこりやカビ、害虫のフンなどが溜まりやすくなります。普段の家の掃除よりも落ちにくい汚れが多いため、効率よく空き家掃除ができるでしょう。

服装

空き家には、思わぬ危険が潜んでいる可能性があります。軍手、マスク、安全靴、帽子などを着用し、安全を確保することが大切です。加えて蜂やクモなどの害虫に注意が必要です。なるべく肌の露出を避け、必要に応じて虫よけスプレーを使用しましょう。

用意しておきたい清掃用具

まずは、以下の清掃用具を用意しましょう。

• ほうき・ちりとり、掃除機
• 雑巾・モップ
• バケツ

掃除機を用意する場合は、充電式を準備すると安心です。掃除する場所によっては、以下のアイテムがあると便利です。

• 掃除用洗剤（カビ取り剤・漂白剤）
• スポンジ・たわし
• スクレーパー
• ガラスクリーナー
• 消臭スプレー
• 防カビ剤

そのほか庭付きの空き家の場合は、草刈り機や剪定ばさみなどの庭手入れ用具も準備しておくことをおすすめします。

不用品の片づけをする場合は、以下のアイテムを用意しましょう。

• ゴミ袋（分別用）
• 軍手・厚手のゴム手袋
• はさみやカッター

電気や水道が止まっている場合は、以下もリストに入れておくことをおすすめします。

• ポータブル電源
• 水タンク

さらに、空き家の売却や活用を検討している場合は、カメラやスマートフォン、メモ帳などを用意すると便利です。修理が必要な部分を記録することで、売却やリフォームをする際に役立ちます。

空き家掃除は、適切なアイテムを揃え、しっかりと準備を行うことが大切です。これらのアイテムを用意して、効率よく掃除を行いましょう。

空き家掃除の正しい手順｜効率的に綺麗に！

必要な清掃用具が準備できたら、いよいよ掃除に取り掛かりましょう。以下の手順に従って掃除をすると、効率よく行えます。ぜひ参考にしてみてください。

換気

まずは、窓を全て開けて換気をしましょう。室内の湿気や臭いが軽減され、掃除しやすくなります。窓だけでなく、押し入れやクローゼット、部屋のドアなども換気するとよいでしょう。

電気が通っている場合は、扇風機やサーキュレーターの活用もおすすめです。掃除が終わったら、全ての窓を閉めることをお忘れなく。

ゴミや不用品の処分

次に、家の中にあるゴミや不用品を片付けます。空き家には、古い家具や衣類が散乱していることが多いです。掃除の前に綺麗にしておきましょう。事前に自治体のゴミ回収ルールをチェックして、必要な場合は廃品を回収する業者に連絡しておくとスムーズです。

上から下への清掃

大きなゴミを片付けたら、いよいよ掃除のスタートです。上から下、内から外へと掃除を進めると効率よく掃除できます。天井の壁や照明器具のほこりを払い、家具の汚れを落とします。

ほこりやカビが舞うので、マスクで口元を覆いましょう。その後床を掃除機やほうきで掃き、最後に水拭きやモップがけをします。リフォームや賃貸予定がある場合、室内をしっかり掃除することが賢明です。

水回りの処理や庭の手入れなど

キッチンや浴室などの水回りは、カビ取り剤や洗剤を使って丁寧に掃除をします。さらに、庭の手入れや外壁の清掃も丁寧に行いましょう。

なお、汚れがひどい場合は複数回に分けて行うことも効果的です。また害虫が大量発生している場合や汚れや傷みがひどい場合は、プロの清掃業者に依頼するのも一つの方法です。

そして一度掃除して、終わりではありません。放置するとすぐに汚れが溜まります。定期的な清掃スケジュールを立て、管理を継続することが大切です。

空き家の掃除が大変なら活用の検討もおすすめ

空き家の掃除や管理に悩んでいる方には、「空き家のチカラ」で家の活用を検討することをおすすめします。「空き家のチカラ」は、空き家の現状のまま借り上げ、修繕やリフォーム費用を負担します。

修繕やリフォーム後も、入居者の募集や管理を「空き家のチカラ」が行うため、所有者様は掃除や賃貸経営の煩わしさから解放されます。空き家の管理のみの対応も可能ですので、ぜひご相談ください。