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でお困りの空き家を活用しませんか?
登録日:2025.01.09
池田市の空き家問題の現状!
近年、大阪府池田市でも空き家の増加が問題となっています。
緑豊かな住宅地として人気の池田市ですが、高齢化や人口減少の影響で、管理されていない空き家が目立つようになってきました。
放置された空き家は、街の景観を損ねるだけでなく、防災上のリスクも高めます。
この記事では、池田市における空き家を取り巻く現状から利用できる支援制度、解決策まで、空き家に関する悩みを解決するヒントを詳しくご紹介します。
目次
- 1
池田市の空き家の現状と課題
- 2
池田市の空き家対策をご紹介
- 3
今すぐできる空き家対策とは?
池田市の空き家の現状と課題
大阪府池田市では、空き家の増加が地域社会にさまざまな問題を引き起こしつつあります。まずは、池田市の空き家の現状と課題について見ていきましょう。
現状
池田市の第2期池田市空家等対策計画によると、平成30年時点で池田市の空き家率は12.5%で大阪府や全国平均よりも低い数値です。
引用元:池田市の第2期池田市空家等対策計画第2章 空き家をとりまく現状と課題
ただし、空き家数は1993年から2013年にかけて増加しており、空き家率も上昇しています。
引用元:池田市統計書
あわせて空き家の中でも倒壊する危険性のある家屋は府や全国平均を上回っており、池田市においても空き家問題を軽視できない状況です。
引用元:池田市の第2期池田市空家等対策計画第2章 空き家をとりまく現状と課題
池田市では市の人口が10万人程度で推移していますが、2045年には9万人弱まで減るというデータがあり、空き家が増えると見込まれます。また、家の所有者の多くが65歳以上の高齢者であり、施設への入所や子世代の別居の増加によって空き家が発生する可能性が指摘されています。
長期的な視野から考えると、池田市では空き家の数が急速に増加し、今後地域社会にさまざまな影響を与えると考えられるでしょう。
課題
空き家がもたらす課題としては、主に次の2点が挙げられます。
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安全性の問題
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景観の悪化
まず安全性の問題です。空き家は老朽化が進むと、倒壊の危険性が高まり、近隣住民の安全を脅かす恐れがあります。池田市でも、近年大阪北部地震や台風など自然災害による影響が多数報告されています。
今後長年放置された空き家が倒壊し、近隣の家屋に被害を与える恐れもあるでしょう。人口減少と空き家の増加は、地域のつながりを弱め、コミュニティの存続を危うくします。空き家が不法侵入者や犯罪の温床となるリスクもあり、治安の悪化も懸念されます。
次に、都市景観の悪化です。雑草が生い茂り、荒廃した空き家が地域全体の美観を損ねます。新しい住民や観光客の誘致への悪影響が考えられます。放置された空き家は、環境問題の原因にもなりかねません。
管理されていない空き家の庭でザッツ層が増え、害虫や野生動物の繁殖場所となる恐れもあります。最悪の場合は周辺住民の生活環境が悪化し、地域の生態系にも悪影響を及ぼすこともあります。
このように空き家が放置されることで、さまざまなトラブルが懸念されるものです。空き家対策は、池田市の早急の課題といえるでしょう。
池田市の空き家対策をご紹介
ここからは、池田市が実施している空き家対策を紹介します。池田市が実施している主な空き家対策は以下の通りです。
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空き家バンク制度
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空き家の見守り制度
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解体補助金制度
空き家バンク制度
池田市は、空き家バンク制度を導入し、所有者と利用希望者をつなぐ取り組みを進めています。制度では市に加えて不動産や法務、建築などの専門家が連携し、空き家の流通を促進するための支援を実施しています。対象物件は池田市内の戸建住宅や兼用住宅、一定期間以上店舗や事務所などです。
利用の流れとしては、空き家所有者は市に申請を行い、空き家情報を登録します。登録された空き家情報は、市ホームページや不動産業者、大阪版や全国版の空き家バンクなどを通じて公開されます。 空き家バンクに登録された物件は、誰でも閲覧でき、希望者は問い合わせや契約を行うことが可能です。
市は、空き家バンク制度の利用促進を図るために、仲介手数料やインスペクション費用の補助を行っています。加えて北摂不動産事業協同組合と連携し、空き家バンクに登録を希望する空き家の物件調査や相談対応も実施。スムーズに取り引きができるように対策を進めています。
空き家の見守り制度
市は、シルバー人材センターによる空き家見守り制度を導入しました。この制度は、所有者に代わり、定期的な空き家の点検を行う有料サービスです。空き家所有者は遠方に住んでいる、または高齢で管理が難しいという例が珍しくありません。見守り制度を導入することで、空き家の管理不足によるリスクを軽減し、地域の安全性を高めています。具体的なサービス内容は以下の通りです。
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屋外現状確認:建物の外観や植栽の状態、郵便物の確認とチラシの廃棄。不審な状況を速やかに報告する。
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屋内確認:通風や通水作業を含む室内点検を行い、雨漏りや破損箇所の確認。
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屋内+屋外セット:両方を組み合わせた総合的な点検を実施。
そのほか除草作業や植木の剪定、建物の簡易修繕など、空き家管理に付随するオプションサービスが提供されています。サービスを活用することで空き家の長期的な維持管理が容易になり、所有者の負担が軽減され、地域環境の美化にも貢献します。
老朽化した木造空き家の解体補助金
池田市では、「池田市既存民間建築物除却補助金」を利用して倒壊の恐れがある空き家等の老朽木造住宅の除却費用の一部を補助しています。最大20万円の定額補助で、工事費用が20万円未満の場合はその金額に基づいて補助額が決定されます。対象となる建築物は、一戸建てまたは長屋建ての木造住宅で昭和56年5月31日以前に建築されて一定の条件をクリアした物件です。
今すぐできる空き家対策とは?
空き家問題は、地域社会にとって深刻な課題です。今すぐできる空き家対策として、以下の4つが挙げられます。
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空き家の売却
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賃貸
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リフォーム
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地域コミュニティとの連携
まずは、売却です。市場での需要を把握し、適正価格で売却を進めることで、新たな資金を得ることができます。周辺の不動産価格を調査し、魅力的な条件で売り出すことで、早期の売却を実現する可能性が高まります。空き家バンクに登録し、潜在的な買主や賃借人とのマッチング機会を増やすことが可能です。
次に賃貸です。空き家を賃貸物件として活用することで、安定した収入源の確保が可能です。池田市は交通アクセスがよく、住宅需要が高いため、特に学生やファミリー層をターゲットにした賃貸の需要が期待できます。
さらに、古い空き家をそのまま放置するのではなく、リフォームを行うことで価値を高められます。特に、内装を改装したり、外観を整えたりすることで、売却や賃貸時の魅力が増します。
最後に空き家を地域のシェアスペースやコミュニティカフェとして活用することで、地域活性化に貢献しつつ空き家の有効活用が可能です。地域の方々と協力し、空き家に新たな価値を生み出すことも可能でしょう。
池田市周辺の空き家にお困りの場合はぜひ「空き家のチカラ」にご相談ください。